ふくおか食べる通信 | ブログ
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ふくおか食べる通信 編集長の梶原です。 週末、東京時代の友人たちが福岡に遊びに来てくれました。 彼らは、僕の活動を応援するため購読申し込みしてくれている仲間です。 前日の夜、福岡市内でおいしい食事とお酒で久しぶりの親交を深め合い せっかくなので、創刊号で特集する朝倉市の柿農家秋吉さん宅を訪問する事にしました。 翌日、快晴、秋晴れの福岡 朝倉へと車を走らせました。 途中、復興半ばの被災地の状況を垣間見た友人たちは一様に言葉を失っていました。 午後3時すぎ、秋吉さん宅を訪れ、まずは柿畑を見学。 一部被災したものの豪雨を乗り越え大きな実をつけた柿を見つめ それを思い思いにシャッターに収めていました。 そして秋吉さんとの懇談会 図らずも実現した、ふくおか食べる通信初の生産者さんと購読者さんとのリアル懇談会!! 秋吉さんの想いに耳を傾ける友人たち。 1時間足らずではあったものの、彼らは秋吉さんの想いに対して共感してくれました。 いや、むしろ感動していました! 農業の難しさ、収穫の喜び、そして自然を相手にしている秋吉さんの覚悟。 友人の一人がポツリと 「今後、台風が福岡上陸というようなニュースを聞いたとしたら、おそらく心配になって秋吉さんの顔を思い出すと思う。柿、大丈夫だろうか?と」 この一言に僕のやりたいことは凝縮しています!! 「顔の見える関係性」とはこういう事なんです!!! 多くの方々にこれを体験してもらいたい。 そういう想いでふくおか食べる通信を立ち上げました。 懇談会を終えた彼らの顔があきらかに変わっていました。 それは、柿農家、秋吉さんへのリスペクトだと確信しました。   ...

ふくおか食べる通信 編集長の梶原です。 創刊号で特集する柿農家の秋吉さんに「柿のおいしい食べ方ってありますか?」 と聞くと「やっぱ、生で食べるのが一番ですね」とお答えになる。 ごもっとも!それだけご自身の柿に自信をお持ちなんです! とは、言っても 違った食べ方も試してみたいですよね〜 ふくおか食べる通信では、その食材を使った素敵な料理方法も掲載します。 創刊号は柿ですので、柿を使ったお料理やスイーツです。  今回、そのレシピ開発を引き受けてくださったのがスイーツプランナーの山口真理さん http://sweets-bonappetit.net         その、お料理撮影が先日無事終了 真理さんの手にかかると、 えーー、柿でそんなの作っちゃうーー! という驚き!! そして、本当においしいんです!! 柿の本来の甘さを上手に引き出してくださいます。 このお料理の画像がここでお見せできないのが残念でならないです(涙) このお料理レシピはふくおか食べる通信に余すことなく掲載します! お楽しみにーーー(^^)...

ふくおか食べる通信 編集長の梶原です。 10/18-10/31まで福岡天神イムズ地下2階で開催されている「皿の上の九州」というイベントに出展しています。九州の選りすぐりの食が出品されています。その数15ブース。 ふくおか食べる通信では、北部九州豪雨で被災した朝倉市杷木の生産者さんを支援する目的で、柿、梨、そばなどを出品しています。 豪雨によって被災した農地の復旧は、行政の優先順位が低く、後回しになっている状態です。行政の支援を待てない生産者さんたちは自らの手で、農地を復旧し、道を作り、なんとか収穫までこぎつけました。 その苦難を乗り越えた、柿や梨は、見事なまでに甘く、みずみずしい味をしていました。 試食をふるまっていた際、小学校低学年くらいの男の子がやってきました。 「食べていいよー」 私がそう声をかけると、おもむろに梨の試食を始めました。 「おいしい!」と笑顔 もう一口、試食しました。 ところが、柿の試食に手をつけようとしません。 「柿はいらんと?」 と私が聞くと 「柿は苦手です」と。 「ふーん、だまされたと思って一つ食べてみたら」 と促すと、少年は思い切って一切れ試食しました。 とどうでしょう、僕の顔を見て「おいいしい!!」 「もう一個食べてもいいですか!!」   こういう瞬間はたまらなく嬉しいですね!!   10月31日の10時〜20時まで、毎日出展中です。    ...

ふくおか食べる通信 編集長の梶原です。   ふくおか食べる通信創刊号で特集する朝倉市杷木の柿農家、秋吉さんの柿は 「ふくおかエコ農産物認証」を取得しています。 これは、化学農薬や化学肥料の使用量を県の基準の1/2以下に抑えた農産物に与えられます。 秋吉さんは2006年に認証を取得。 (福岡県の柿農家では第1号) 今年まで毎年基準を満たし、最近では県基準の1/4程度の使用量に抑えています。 果樹の減農薬栽培は極めて難しいと言われています。 秋吉さんの畑でも長雨による病気の発生で収穫量が半分になった年もありました。 (みなさんの会社で、ある年の売上がいきなり半分になったらどうしますか?) それでも、農薬の使用量は増やさず基準を守り続けました。 秋吉さんはこう話します 「収穫が半分になった年はさすがに凹みましたが、それでも病気にも負けず実をつけてくれた柿の木を大事にしたいです。人間でも病気を克服すると強くなりますよね」 秋吉さんの柿畑はふかふかです。 「農薬や化学肥料を減らした事で土の中の微生物の動きが活発になっているんだと思います」 こうも続けます 「うちの畑には農業試験場の試験員が虫を採取しにくるんですよ。柿の害虫を食べる虫です。つまり、柿の害虫の天敵がうちの畑には多くいるんです。試験場や他の柿畑にはいないそうです」 「農薬を減らした事で一時的に害虫も増えましたが、それを食べる天敵の虫も増えて、結果的に害虫は減りました」 柿畑をより自然に近い状態に近づける それが理想だと秋吉さんは語ります。 そして極めつけの一言 「農薬を減らした方が柿は甘くなるんですよ!」 「農薬は植物を皮膜し日光を遮断します。そうすると植物の光合成を抑制する事になり、これは柿の生長にとってマイナスです。 植物の光合成と微生物、小動物の活発に生きる土が、甘い柿を育てるんだと思います」 このこだわり 秋吉さんは僕より一回りも若いのですが、完全にリスペクト!! 今、取材メモを見返しながら記事書いてます。 一人でも多くの方に、秋吉さんの生き様を読んでもらいたいです!! 一人でも多くの方に秋吉さんの柿を食べてもらいたいです!! 僕も秋吉さんの想いを受け止め 魂込めて創刊します!! 応援よろしくお願いします!!    ...

ふくおか食べる通信 編集長の梶原です。 北部九州豪雨から3ヶ月経ちました。 福岡では比較的頻繁に被災した朝倉や東峰村の様子が放送されています。 東京や名古屋、大阪ではどうですか? 目にする事ありますか?取材で頻繁に朝倉を訪れて思うのは、町中と山間地の復旧の差があまりにも大きいという事です。 町中はおかげ様で流木や土砂もほぼ取り除かれ日常が戻ってきています。 一方、山間地では未だ手付かずの所が残っています。 その一つ、朝倉市杷木松末地区は壊滅的な被害を受けました。 赤谷川流域の田畑は多くが跡形もなく流されてしまいました。 4年前から松末地区では、地区全体でそばの栽培を始めました。 地域活性化策の一つとして松末ブランドのそばを広げるためです。 地域の方々が栽培、加工、販売に携わり、まさに地域住民総出の地域興しです。 今年はデザインも一新し、新たな統一ブランド「里のいぶき」を立ち上げ、2017年10月から販売される予定でした。。。その矢先に、あの豪雨です。そば畑は総面積の半分が流されました。 販売に向けて作成していたパッケージやPOP、パンフレットも事務所が半壊した為ほとんどが流されてしまいました。 それでも 地域のみなさんは立ち上がろうとしています! そんな方々を、地元の人間として、見て見ぬ振りはできませんでした。 ふくおか食べる通信の仕事とは全く関係ないのですが、何か役に立ちたい! 強くそう思いました。 先日、秋蕎麦のタネが撒かれたというニュースを聞き、畑に伺ったところ、綺麗なそばの花が満開でした! そして そこに掲げてあった看板 「松末は再生します!」 力強い言葉に、逆に元気をもらいました。  ...

ふくおか食べる通信 ホームページ開設にあたり思うこと ふくおか食べる通信 編集長の梶原です。 2017年10月1日 私の人生の中での記念すべき日になりました。 いよいよ本格的にスタートする訳ですが、 その最初のブログとして思うことを書いてみました。 そもそも、ふくおか食べる通信で何をしたいのか? それは「つながり」を提供したいと考えています。 都会に住む我々消費者と福岡のカッコいい生産者さんとのリアルなつながり。 そこには共感と楽しさがあります。 美味しい食べ物と美味しいお酒、そして気のおけない仲間との楽しい会話。 これがあれば、人間は幸せを感じられると確信しています。 少なくとも私は幸せを感じます! 「売り手と買い手」「作り手と食べ手」「書き手と読み手」といった関係性から 一歩踏み出した、お互いがお互いを認め合い、思いやり、尊重しあい、楽しめる 「つながり」を、ふくおか食べる通信を通じて提供していきたいと考えています。 そのためには、まずは、このふくおか食べる通信自体がが信頼される事が 極めて重要だと肝に銘じています。 私一人でできる事はたかが知れています。 しかし、素晴らしい仲間が参集してくれました! 私を含めた編集チーム一丸となって みなさんに信頼され愛されるふくおか食べる通信を作り上げていきます。 今後、徐々にみなさんんの目につくようになっていく事でしょう。 暖かく、時には厳しく見守って頂けたら幸いです。  ...