ふくおか食べる通信 | ブログ
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前回ブログ(0025)で、初めてを始めてみる。を書きました。 その初めてがこれです! Voicyという音声メディアアプリでラジオ番組始めました!   その名も ”かじさんの「知産知消」ラジオ” です。 僕がパーソナリティとなり、これまでふくおか食べる通信で特集した生産者さん達を中心に魅力的な生産者さんを対談形式で紹介していく番組です。 言い換えると「声の食べる通信」と言えるかもしれません。   「知産知消」は知っている人が作ったものを、知っている人どうしで食べるという関係性を表した造語です。食べる通信が、まさにそのツールなんですが、それに加えて「生産者のリアルな声」をお届けする事でより「知産知消」を実現するべく始めました。   既に、お一人目の対談模様が配信されております。 お一人目は、ふくおか食べる通信でも創刊号を飾ってくれた、朝倉市の柿農家、秋吉智博さんです。 秋吉さんの柿作りにかける想い、就農に至る急転直下の出来事、九州北部豪雨からの復興、そして、柿畑を守り続けるための誓い。様々な想いを語って頂きました。 これからも、毎週一人の生産者さんを対談形式で紹介していきます。 番組はこちらから聴く事ができます。 https://voicy.jp/channel/895 いつでも、どこでも、何度でも聴く事ができます! ...

初めてを始めてみる 口で言うのは簡単だけど いざ、やるとなると 不安と楽しみ 行ったり来たり ふあんとふぁん 大文字か小文字かの違いなのに 行ったり来たり できるかできないか、ではなく やるかやらないか、ですよ と、人には言ってるけど いざ、自分がやるとなると 行ったり来たり ふあんとふぁん 行ったり来たり 振り子のように 行ったり来たり 三ヶ月かかった 行ったり来たり 行ったり来たり   で 結局やるんでしょ? って、カミさんに言われた 「うん、やる」 やってみることにした 夏至の翌日の誓い(翌日かよ! 笑)   発表は今しばしお待ちください!! ...

令和になって最初の発刊となった、大川市、古賀哲也さんのばら干し海苔「紫彩」。 加えて、ふくおか食べる通信初の船上取材と相まって初ものづくしだった10号。 ようやく、全ての発送を完了しました。 古賀さんに出会ったのは1年前。  そして昨年10月の種付けからの取材と、ほぼ8ヶ月に渡る取材期間。 その期間を通じて、日常食として頻繁に食する海苔ではあるものの、 どうやって作られているのか知らない事ばかりでした。 古賀さんのおじいさんから始まった海苔作り。 真田三代ならぬ古賀三代の血と汗と涙の結晶である「紫彩」を ほのかな磯の香りとともに購読者の皆さんにお届けできた事はこれ以上ない喜びでした。 海苔のお届けの後は 「こんな海苔、初めてです!!」 「子供がおやつがわりにむしゃむしゃ食べちゃいました!」 「古賀家の歴史、短編小説を読むように引き込まれました!」 といった、読者さんからの声が古賀さんや我々編集チームに届けられました。 その声ひとつひとつに丁寧に応えていく古賀さんの真摯さ。 この真摯さがファンを増やす原動力なのだと改めて実感したのでした。   今回もまた少しだけですが  地方と都会、生産と消費、そして人と人がつながった事を体感したのでした。 ...

♬夏も近づく八十八夜♬ 新茶の季節となりました! 2018年5月に特集した「うきはの山茶」こと新川製茶の樋口勇八郎さんの茶園を訪れました。 大型連休を利用して福岡を訪れた読者さんをお連れしての茶園訪問。 まずは、古民家をリノベした素敵なお店で奥様の朋恵さんのおもてなし。 早速、新茶をおよばれしました。 お茶の種類の多さに目を見張る読者さん、朋恵さんに質問攻め(笑) お茶の奥深さを学びました。 その後、お店から車で10分程の茶園に足を運びました。 10分とはいえ、山の上の開けた所にある茶園はまさに「天空の茶園」を彷彿とさせるものでした! 有機無農薬栽培を始めて40数年。 土作りから手作業での雑草取り、大変なご苦労の中 今年も初々しい新芽が顔を覗かせていました! お茶の摘み取りで忙しい中、勇八郎さん丁寧に対応してくださいました。 読者さん、初めてのお茶摘み体験。 二芯一葉を丁寧に摘み取り。 するとなんと!勇八郎さんから驚きの提案が 「乗ってみますか?」 読者さん、乗用お茶摘み機に乗り勇八郎さんのサポートの元見事にお茶摘み! ここでしか出来ない貴重な体験に大満足! 知っている人が作ったものを知っている人どうしで食べる「知産知消」 そのきっかけとなる初夏の素敵な出来事でした! うきはの山茶さんの新茶はこちらからお求めできます https://ukihanoyamacha.com/online-shop...

平成最後の夜。2019年4月30日に宴を開催しました。 名付けて「ふくを食べる宴」 今年の3月頃 「かじさん、忘年会も新年会もやってないよーー」 と赤崎牛の赤崎さんからクレームが入りました。 「じゃあ平成の忘年会やりますか!」 と当初は生産者さんと内輪でやる予定だったのが 「せっかくなら読者さんも呼びましょう!!」 となって 「だったら、食材使って料理作ってくれるお店貸切っちゃいましょう!」 ってことで実現したのが 平成最後の夜「ふくを食べる宴」 生産者さん6名に対し、読者さん13名という繋がり密度の濃ゆ〜い宴となりました! そして 開催したお店が天神の今泉にある「アガーリ」 この店のあがりシェフが男前過ぎなんです。 特集生産者さんの食材使って、採算度外視で完璧なコース料理に仕立ててくれました!   生産者さんと読者さんだけでなく 同じ想いを持った生産者さん同士、読者さん同士も繋がりが出来るのがなんとも嬉しいのです。 記憶に残る 平成最後の夜でした!!! ...

「山笑う」という言葉をご存知でしょうか?   この季節 福岡の山々は 迷彩色豊かというか 不規則なパッチワークというか 不思議な彩りを見せてくれます その様は 昨年までの深くて濃い緑から 新芽の鮮やかな緑に脱皮しているかのようです このように 春の山の草木が一斉に若芽を吹いて 明るい感じになる様子を「山笑う」というそうです おそらく 昨年も見た景色のはずなのですが 今年、改めて気づかされました   先週までの 大都会東京での知のインプットは 刺激的で、弛緩していた神経を キュっと引き締めてくれるものでした そして今週 意識的に神経を弛緩させる事で 気づいた山々の彩り 都市と地方 右脳と左脳 緊張と弛緩 アタマとカラダ 論理と感情 社会性と経済性   どちらかに寄り過ぎるのではなく どちらの良さも受け入れていく そういう生き方をしていきたいものです...

ものの数時間で満席となりキャンセル待ちが30名以上出るイベントはそうありません。 ところが、味噌作りワークショップはそんな状況を簡単に作り出してしまうのです。   昨年9月に実施し大好評だった味噌作りワークショップ。 4月14日(日)に約半年ぶりに開催しました。 今回もMUJIさんとのコラボ。 今回はキャナルシティ博多店のOPEN MUJIコーナーでの初開催。         味噌作りの先生は5号(2018年7月)で特集した東峰村のカネダイ社長、井上宗久さん。 スタッフの女性4名のサポートもあり心強いばかりです。   午前と午後2回の開催で各12名ずつ合計24名が初めての手前味噌作りにチャレンジしました。 本来であれば、大豆を煮こみ、すり潰すという工程が最も時間がかかり手間もかかるのですが カネダイさんの味噌作りキット「おみその学校」を使えば、すりおろし煮大豆を使うため簡単に お味噌が作れてしまうんです。   すりおろし煮大豆をボウルに入れ、冷まし湯を適量加えた後 揉む、揉む、揉む   一つのボウルに何本もの手が伸びて 揉む、揉む、揉む   程よい柔らかさになると、今度はたっぷりの米麹を加え、さらに 揉む、揉む、揉む   握力がなくなるくらい 揉む、揉む、揉む そう、味噌作りは握力との戦い?なのです(笑)   そうやってできた味噌を団子状に丸める。 空気を抜いて、ハンバーグを作るかのように、丸めていきます。 そして、それぞれの桶に平らに敷き詰めていく。 最後に塩を振ってできあがり。 この時点では、まだ塩っ辛い味噌が3ヶ月間発酵して甘〜くまろやか〜になっていくのです。 3ヶ月後はどんなお味噌ができているのか楽しみですね。 次は、できた味噌を持ち寄って、お味噌の食べ比べしてみたいですねー 最後は参加者全員で大満足の笑顔〜 ...

 3月13日の朝、メッセンジャーは通知があった事を知らせていた。 「緊急でお話したい事があります」 それは、3月号で特集するいちご農家さんからのものだった。  3月12日深夜、筑後地区で発生した竜巻によって三連棟のハウスの内、一棟が損壊。 手塩にかけて育てたいちごのうち三分の一を廃棄せざるを得なくなった。 ふくおか食べる通信読者への発送を1週間後に控えての大惨事に私は耳を疑った。  かろうじて残った三分の二のいちごも生育に不安要素が残るなど予断を許さない中、 私が 最も心配したのが、農家さんの精神状態であった。 いちごの出荷を「箱入り娘の嫁入り」というくらい、自らが育てたいちごを愛している 農家さんにとってこの災害は大変ショッキングな出来事である。 事実、奥様はあまりのショックに1日寝込んだほど。  ところが、農家さんを後押ししたのは、読者さんからの応援の声だった。 読者コミュニティに投稿される応援メッセージは、農家さんにとってのビタミン剤となり 徐々に農家さんの顔にも笑みがこぼれるほどになってきた。  発送作業は、天候といちごの生育状況、そして農家さんの気力、体力を勘案しながらの ものとなった為、一日の発送量が「その日にならなければわからない」という状況で行われた。 読者さんにとっては、いつ自分の所に届くかわからないのである。 そんな不便な状況にも関わらず、一人として不満を口にする読者さんはいなかった。 むしろ、率先して「自分は後回しで構わない」という声が多かった事に驚いた。  一体、何が起こったのか?  必死のパッチで発送作業とその段取りに神経を集中させていた私に、 ある読者さんからのメッセージが心に響いた。 「今まさに、食べる通信の意義が発揮されようとしていますね」。  ハッとさせられた。 そして、何よりの励みの言葉となったのは言うまでもない。  食べ物付き情報誌というサービスを提供する事が目的ではなく、それはあくまでも、 農家さんと読者さんが顔の見える関係性、お互いを尊重する関係性、お互い助け合う関係性 になる手段であることを身を以て体験したのである。  最終的に読者コミュニティに投稿された応援メッセージはのべ200件を超え 過去最多となった。  全てのメッセージを印刷して、農家さんに手渡し読んでもらった。 一件、一件噛みしめるように目を通し「ありがたかですねー」と何度も何度もつぶやく 農家さんの姿に、改めて、何の為にこれをやっているのかを再確認できた春の出来事だった。 ...

食卓にくだものがある幸せ 50数年前、くだもの屋のセガレとして生まれた僕にとって、食卓にくだものがあるのは当たり前だった。 そして、どこの家族も晩御飯の後はデザートにくだものを食べてると思いこんでいた。 (あっ、うち裕福ではありません。むしろ貧乏でした。でも、売れなくなったくだものがいつも食卓にあったんです。) ところが、ある日、うちに遊びに来たお菓子屋のよっちゃんが「毎日くだもの食べられていいなぁ」と呟いた。 むしろ僕からすると、「よっちゃんこそ毎日お菓子食べられていいなぁ」だ。 でも、よっちゃんは「お菓子は飽きるっちゃん」という。 確かに、くだもの毎日食べて「飽きる」はなかった。 高校卒業まで、ほぼ毎日くだものを食べてきた僕のカラダは、半分くだもので出来てるといっても過言ではない。 高校卒業後、程なくして、「クローバーフルーツかじわら」は閉店。コンビニに業態転換した。世の中の流れには抗えなかった。近くに大きなスーパーができ、八百屋、肉屋、魚屋など◯◯屋が町中から少しづつ消えていった時代だった。 あれから30年が過ぎた コンビニへの業態転換は正解だった。 あのままくだもの屋をやっていたら僕は大学を中退しなければならなかったかもしれない。 それとは引き換えに 僕はくだものを食べる機会がほとんど無くなった。 盆暮れに帰省した際、スイカを食べるか、みかんを食べる程度。 おそらく、死ぬまで、食卓で山盛りのくだものを目にする事はないと思っていた。去年までは。。。 そして 30年ぶりに食卓がくだもので賑わっている。 (実は昨日まで、ここに桃が加わっていた。写真に残せず残念、、、) 嬉しくなって写真を撮ってしまった! 血が騒いだのかもしれない。 なんせ、カラダの半分はくだものでできているもので😆 食卓にくだものがある幸せを30年ぶりに感じている! いや、むしろ当時は当たり前と思っていたので今の方が幸せ度はデカイ!! ...

編集長の梶原です。 去る8月下旬、MUJI✖ふくおか食べる通信の第2弾として、MUJI有楽町店にてつながる市に出店しました。東京での初のマルシェ体験。4月から社会人になって東京で働いている長男も助っ人として手伝ってくれました。   私の地元、朝倉の生産者を応援するべく、ぶどう、梨など旬の果物を中心に販売。   東京時代の多くの友人や読者の方々が起こしくださり、大にぎわいでした。   翌日は、MUJI有楽町店3階のOpen MUJIにて能古島でブラッドオレンジ生産をする久保田勝揮さんとのトークイベント。こちらにも20名ほどの方が参加くださり、アットホームな雰囲気の中、場を共有する事ができました。   参加してくださった方の多くは食べる通信をご存知なかったものの、これを機に読者になってくれた方もいらっしゃり、「つながり」を強く感じた3日間でした。   よかったなぁ また、やりたいなぁ...