0042:「オレンジカラー(共感労働者)の時代が来た!」

 僕の周囲には学び好きな人が多いです。「学ぶ楽しみ」には、大きく2つあると思っています。

ひとつは、
知らなかったことを知る、できなかったことができるようになる、いわゆる「知的好奇心を満たす系」の楽しさ。
これは多くの方が実感されているのではないでしょうか。

そしてもうひとつが、

誰かと一緒に取り組むことで、自分ひとりでは辿りつけなかった気づきや成長に出会える楽しさ。
これが「他者と協力する楽しみ」です。

この後者の楽しさを実感できている方はどのくらいいるでしょうか。



 もちろん、
どちらの楽しさにも「ちょっとした苦しさ」はつきものです。
でも、その苦しさを乗り越えた先に「やってよかった」と思える喜びがあるんですよね。



 これまでの時代は、
「知的好奇心を満たす」ことでスキルを磨き、生産性を上げることが評価されてきました。

でも、今は生成AIが、僕たちよりずっと早く、うまく、情報をまとめてくれるようになっています。
新人がAIを使って、ベテラン以上のプレゼン資料を作ることも珍しくなくなりました。

つまり、
「知的労働者」としての優位性だけでは、これからの時代を生き抜くのが難しくなってきているんだと思います。



 これから大事になるのは、
「他者と協力する力」を楽しみながら磨いていくことじゃないかと思うんです。

仕事では、誰かと一緒に取り組むことが当たり前。
でも、実際はうまく進まないことも多いし、集団で進めるって難しいですよね。
うまく進まない原因を特定するのは簡単ではないです。
だからこそ、たくさんの「場数」を踏んで、自分なりのヒントや感覚を掴んでいくことが大事なんだと思います。



 そうした場で「他者と協力して物事を進める経験」を重ねていくことが、これからの時代に求められる力になるはずです。

そして、そういう経験を積んでいく中で、
「この人と一緒だと、なぜか話しやすい」とか「この人がいると、自然と物事が前に進む」
そんな存在に出会うことがあります。

僕は、そういう人を「オレンジカラー:共感労働者」と名付けました。



 かつては、ブルーカラー(肉体労働者)が機械化の波に押され、
そして今、ホワイトカラー(知的労働者)がAIに取って代わられようとしています。

そんな時代に、
共感力をもって人と協力し合い、場を前に進める「オレンジカラー」が、きっと大事な存在になっていくと思うのです。

もちろん、
リーダーシップやファシリテーション力も大切。
でも、それだけじゃ測れない「何か」がある気がしています。



 それが、僕の中では 「エモさ」 と呼んでいるものです。

かなりざっくりした言い方ですが、みなさんが思う「エモさ」もぜひ教えてください。

この「エモさ」って、頭で学ぶというよりも、失敗を重ねながら、悩みながら、少しずつ自分の中に宿っていくものなのかなと思っています。

そういう意味では、農作業ってエモさを育むのに最適だと思います。

 ただし、危機感や焦りから無理矢理身につけようとしても、たぶんエモくはならない。
楽しみながら、仲間と関わりながら育んでいくことで自然と「エモさ」が宿っていくんでしょうね

。だからこそ、「他者と協力することの楽しさ」を忘れずにいたい。

そんなふうに、最近強く感じています。